田舎の薬屋が語る政治・政策

田舎の薬屋にいる薬剤師が政治・政策についてあれこれ語るブログ

田舎の個人薬局は細かなサービスをせねば生き残れない時代

いまや薬局は薬を渡すだけでは儲けはでないし、そもそも患者に選んでもらえない。自分が患者だったらサービスが悪い店には行きたくないことを考えれば当たり前である。そこの大事な部分を多くの医療従事者(特に薬剤師)は勘違いしている。医療は多くの原資を税金に頼っており患者からお金がもらえなくても7割もしくは9割が税金で補填されるいわば「準公務員」のようなものだ。

 

だから客目線になることが難しい。特に税金は払う時はきびしくチェックするのに使われるときはあまり真剣にならないことが多い日本人にとっては。。。正直、統計不正、古くはモリかけ、など本筋からずれている追及はやめてほしい。

 

統計不正は統計の専門局(省)を作るべき、との声があるそうだが、、、見当はずれだ。統計の専門家が少なく問題であるのはまさにその通りだと思う。そのために福利厚生を整え人員を養成するのは大事だと思う。しかし今回の問題は、「調査方法」が手抜きであったことが問題である。つまり統計家が仕事を担当する範囲が違う。

 

統計の専門家がやることは

基幹統計がどのように調査したらよいか「計画する」。集まったデータを「解析」する。解析したデータをもとに客観的に「考察する」ことが統計の専門家が行う仕事である。

今回問題となったのは全例調査するべき調査を「三分の一」しか調査していなかったこと部分であり、たとえ統計の専門家を養成しても防ぐことはできない。つまり統計局を作っても無駄である。

そもそも少し統計をかじった人間であれば「全例調査」が必要な調査など非効率すぎる、と感じるのではないだろうか。。。普通はサンプリング調査であるし費用対効果を考えればそうあるべきである。もちろん多くの費用や人員がさけるのであれば全例調査がよいのは間違いない。しかし現状の日本ではそんなお金も人員もない。想像して欲しい。役所の人間が一人一人各企業にいき、お宅の従業員の給料いくらですか?って聞きに来る姿を。。。。滑稽ではないか?郵送であれば楽できる?郵送であれば企業はなかなか返答してくれない。だって企業は忙しいし役所に返答してもメリットないから。。。

 

今の政治家やマスコミの本質をみない報道を日に日に目にして怒りに駆られてしまった。。。

 

田舎の個人薬局の独り言。。。。。。。